秋あがりとは

「秋あがり」とは、秋になって程よく熟成された事で旨味が増し、酒質が向上した日本酒の事を指します。

秋上がりの特徴として「火入れ」という技術がポイントとなります。火入れは、酒の品質を守る上で大事な工程ですが、少しの違いで酒を劣化させてしまったり、味わいのバランスが崩れてしまったりします。 そのため火入れの際は常に酒の品温を計測し、適切な処置を施す必要があります。火入れをした酒は一定時間保温した後、急冷します。こうする事により酒の味わいのバランスを保ちます。

熟成により、味の角が取れ、円熟した旨味を堪能できる酒に仕上がります。

秋上がりは職人の卓越した技術によって表現された「旨味」を楽しんで頂ける 酒と言えます。

花の舞 秋あがり 本醸造原酒

〜秋の夜長にしっとりと楽しんで頂きたい酒〜

今年の秋あがりは本醸造原酒でご用意しました。

本醸造と聞くとカジュアルな酒と思いがちですが、実は技術が詰まった酒なのです。 搾りを行う直前で少量の醸造用アルコールを添加します。 香りと味わいのバランスを見極めた最適の量を添加することで酒の持つ香味をより一層引き出し、キレの良い味わいを演出します。

さらに熟成により深みのある味わいを付与させながらも、本醸造らしいキレが楽しめ、ゆったりとした滑らかな余韻が楽しめるのが特徴です。

旬の食材と共に秋の夜長のお供として楽しんで頂ければと思います。

オススメのペアリング

冷えた状態では旬の魚の塩焼きがおススメです。 キレの良い酸、適度な旨味・苦味が魚の持つほっこりとした旨味とよく合います。 川魚の場合、ほろ苦さはマスキングされお互いの旨味と重なり、 良いところが増幅します。

酒の少し温度が上がった時は、煮魚と合わせるのも◎です。魚の味わいはもちろん、奥行きのあるタレの味わいと良く合います。